第9回(平成23年度)児童・生徒科学賞受賞校概要

○小学校の部 都留市立旭小学校 「先輩から受け継ぐムササビの保護活動」

受賞者(都留市立旭小学校)の写真

 昭和58年(1983年)よりムササビの保護活動を始め、学校近くの神社の御神木の保護と 神社とムササビの共生に取り組んで、今年で28年になる。保護活動として、ムササビへ の餌やり、餌となるドングリの収集、ムササビ観察会などを継続的に行っている。


○中学校の部 北杜市立甲陵中学校 「オオムラサキ有視界調査」

受賞者(北杜市立甲陵中学校)の写真

 開校以来1年生が学校周辺の八ヶ岳南麓における自然をテーマに調べ学習に取り組んで いる。学習はオオムラサキセンターの協力の下進められ,事前に講話を聞き,オオムラ サキセンターの見学も行っている。有視界調査は,近隣の長坂中学校同学年生徒たちと 観察地区をそれぞれ分担し同じ時間に見られるオオムラサキの個体数をかぞえて記録し ている。


○高等学校の部 山梨県立笛吹高等学校 植物研究部 「南アルプスの絶滅危惧植物を救う」

受賞者(笛吹高校)の写真

 平成4・5年度山梨県環境教育研究推進校の指定(山梨園芸高)を機に、今日まで十数 年間にわたり「南アルプスの絶滅危惧植物の保全・増殖技術の開発」を研究テーマに取 り組んできた。既にタカネビランジ・タカネマンテマ等、南アルプス固有の絶滅危惧種 を対象に、種子繁殖と組織培養などの栄養繁殖を組み合わせた総合的で実用的な増殖体 系を完成し、これらの種の絶滅回避手段を確立し関係者から一定の評価を得ている。研 究成果は、主に山梨県高等学校生徒の自然科学研究発表大会、日本学生科学賞等で発表 してきた。ここ数年、自然科学研究発表大会ではほぼ毎年芸術文化祭賞等受賞し、日本 学生科学賞は全国審査にほぼ連続出場している。平成23年度は第35回全国高校総合文化 祭(福島大会)自然科学部門(生物分野)で最優秀賞を受賞した。 また、現在山梨県総合理工学研究機構(県森林総合研究所他)が進めている「シカの高 山域における食害回避研究」の一環として高山植物の緊急避難対策確立を共同分担研究 しており、近々成果を公表できる見込みである。